ドリップコーヒーって何?という素朴な疑問から、ドリップコーヒーの道具、お湯の適温、コーヒー粉の量、基本の淹れ方、おいしく淹れるコツ、フィルターの使い方やお手入れ方法まで。ドリップコーヒーの基本をすべてご紹介します!
Index
1.ドリップコーヒーってどんなコーヒー?
ドリップコーヒーの”ドリップ”とは英語で”drip”、すなわち滴るという意味です。ドリッパーの上にフィルターとコーヒー粉をセットしお湯を注ぐというスタイルで、最もシンプルで人気のあるコーヒーの抽出方法です。 最近では”プアオーバー”と呼ばれることもあります。
2.ドリップコーヒーの道具は?
ドリップコーヒーを淹れるには、「コーヒードリッパー」「コーヒーフィルター」「コーヒー粉にお湯を注ぐもの」「コーヒーカップ」が必須です。特にお湯を注ぐ道具については便利かつコーヒーをよりおいしく楽しめる専用器具がありますので、後の段落でご紹介します。
3.ドリップコーヒーのお湯の温度は?
ドリップコーヒーを抽出するお湯の温度は、一般的には90度くらいが適温と言われています。ただし使用するコーヒーの種類、煎りの深さによって適温が変わるため、好みに合わせて調節するのがよいでしょう。
4.ドリップコーヒーの粉の適量は?
お持ちのドリッパーによって1杯分を抽出する場合の粉の適量は異なるので、説明書きを参考にしていただくことをおすすめします。ドリッパーを買うと計量スプーンが付いてくることがありますが、すりきりで約8g~12g程度を計れるようになっているようです。お好みに応じて量を調整するとよいでしょう。
5.ドリップコーヒーの淹れ方(ペーパーフィルター)
5-1.コーヒー粉を用意する
まずはコーヒー粉を用意しましょう。コーヒー豆を扱っている店舗で好みのブレンドを指定して挽いてもらうか、すでに挽いてあるものを購入します。自宅にミルがある人は必要な分の豆を挽きましょう。
5-2.ドリッパーとフィルターを用意する
コーヒードリッパーの上にペーパーフィルターをセットします。いずれもコーヒー豆を扱っている店舗で購入できますし、大きめのスーパー、ネット通販などでも購入可能です。ドリッパーは抽出速度、杯数、材質などの特徴別にいろいろな商品が出回っていますので、好みと予算に合うものを選びましょう。ドリッパーの形状により、専用のペーパーフィルターでないと形が合わずうまく抽出できないことがあるので、同じシリーズで買うことをおすすめします。
5-3.コーヒー粉を計り、フィルターにセット
フィルターの中に計量したコーヒー粉を入れ、粉が平らになるように軽く揺らします。ドリッパーをコーヒーカップか、あればコーヒーサーバーの上に置きます。
5-4.お湯を沸かし、適温に
やかんや電気ケトルなどで多めにお湯を沸かし、沸騰したらサーバーやコーヒーカップに注いで容器を温め、ドリップケトルなどにお湯を移します。こうすることで温度が少し下がり、90度くらいの適温になります。沸かした容器から直接お湯を注ぐ場合は少し温度が下がるまで待ちましょう。
5-5.いざ抽出!
コーヒー粉の上に少量のお湯を注ぎ、しっかり蒸らしてコーヒー粉が膨らんだのを確認したら、お湯を3回くらいに分けて少しずつ注いでいきます。抽出が終わればドリップコーヒーの完成!
6.ドリップコーヒーの淹れ方のコツ
6-1.蒸らし方をマスターしよう
中心から外側に向かって「の」の字を描くようなイメージで、コーヒー粉の上に少しずつお湯を注いでいきます。蒸らし時間は30秒前後、コーヒー粉がふっくら膨らむのを目安にしましょう。蒸らしが足りないと水っぽく薄い味のコーヒーになってしまうので、蒸らしは大切です!
6-2.ドリップコーヒーのお湯の注ぎ方
蒸らしの時と同じように、「の」の字を描くように注ぐのがコツです。同じ場所に注ぎ続けたり勢いよく注いだりすると、水圧でコーヒー粉の部分に穴が開いたようになり、しっかり抽出されないまま薄いコーヒーになってしまうので注意が必要です。お湯は3回くらいに分け同じペースで注ぐことで、抽出のスピードが安定し、おいしいコーヒーを淹れられることにつながります。
6-3.ドリップコーヒーのお湯を注ぐスピード
“蒸らし開始から抽出完了まで3分”が目安です。お湯はなるべく細く、少しずつ、ゆっくりと注ぎましょう。
6-4.ドリップコーヒー専用の道具でもっとおいしく
ドリップケトル(コーヒーケトル)があるとお湯が注ぎやすくなります。お湯を沸かすためのやかんやポットと比べ、注ぎ口が細く長くなっているものが多いのが特徴で、お湯を注ぐ量を調節しやすいため一定のペースで少しずつお湯を注ぐことができます。また、2杯以上淹れるときにはコーヒーサーバーがあると便利です。
6-6.有田焼セラフィルターでの淹れ方と手入れ
セラフィルターは微細な穴が無数に空いた多孔質セラミックという素材で作られるフィルターで、近年注目が集まっています。フィルターを置くスタンドが必要ですが、ドリップの要領はペーパーフィルターと同じです。使用後はすぐに(熱くなっているので注意しながら)コーヒー粉を捨て、洗剤やたわしなどを使わずに流水でしっかりと洗います。その後湯せんで洗浄しコーヒーの油を落とし、自然乾燥させてから収納します。目詰まりが気になるときや、長く使っている場合のメンテナンスは年に1回程度、焼き網の上にフィルターを載せてガスコンロで20分ほど焼きましょう。オーブンでもOKです。焼き終わったらしっかり冷めてから水かお湯で洗います。
7.(まとめ)贅沢なコーヒータイムに
好みの豆を選び、丁寧にドリップし、おいしいコーヒーをいただく。コーヒー好きにとってはこれ以上ない贅沢な時間です。ぜひドリップコーヒーの淹れ方をマスターして、より充実したコーヒータイムを楽しんでください!