コーヒーにレモンを加えたレモンコーヒーが注目されています。そもそもレモンとコーヒーの相性は合うのでしょうか?実は世界には古くからレモンとコーヒーを掛け合わせた飲み方が存在します。この記事ではそんなレモンコーヒーの基本情報と作り方、おすすめのアレンジレシピを紹介します。
1.レモンコーヒーとは
そもそもレモンコーヒーとはどのようなものでしょうか?レモンコーヒーの基本と世界で注目される理由を紹介します。
レモンとコーヒーの意外な相性
レモンコーヒーは、その名のとおりコーヒーにレモンの絞り汁やカットレモンなどを加えた飲み物です。酸っぱい食べ物の代表格でもあるレモンの酸味がコーヒーのアクセントになり、ホットでもアイスでも楽しめます。
個性的なコーヒーが注目される昨今、酸味のはっきりしたコーヒーも人気が高まっており、そうした酸味強めのコーヒーが好みの人にはレモンコーヒーがおすすめです。
酸味のあるコーヒーにレモンを加えると、さらに酸味がインパクトを増します。さっぱりとした味わいが楽しめますよ。さらに、レモンの香りでリラックスできるのも魅力です。
世界で親しまれるレモンコーヒー
酸味の効いたコーヒーは、サードウェーブ系のコーヒーの特長とも言えます。しかし、レモンコーヒー自体は最近の飲み方ではなく古くからあるフレーバーコーヒーの一つで、世界各地にコーヒーとレモンをかけ合わせた飲み方があります。
代表的なレモンコーヒーが、イタリアのカフェ・ロマーノです。エスプレッソにレモン果汁やレモンスライスを入れて楽しみます。イタリアはレモンの一大産地でもあるので、納得の組み合わせですね。
ロシアや香港では、カフェでコーヒーを頼むとレモンの輪切りが添えられてくることがあります。ロシアではアミリカーナ、中国では檸檬珈琲という名前で親しまれています。
2.レモンコーヒーの基本の作り方
レモンコーヒーは手軽に自宅で作ることができます。材料も作り方も簡単です。ここでは基本のレモンコーヒーの材料と作り方を紹介します。
温かいレモンコーヒーの作り方
まずは、いつも通りにホットコーヒーを淹れます。そこに、レモン汁を数滴、もしくはレモンスライスなどを加えるだけで完成します。苦味の少ない浅煎りのコーヒー豆の方が、口当たりがさっぱりとしておりレモンとの相性が良いのでおすすめです。レモン汁やレモンスライスのほか、ほんのりと甘さもくわわるレモンピールも良いでしょう。コーヒーには砂糖やミルクをくわえても大丈夫です。
冷たいレモンコーヒーの作り方
コーヒーと氷、輪切りにしたレモンを用意します。お好みでガムシロップも用意しましょう。アイスコーヒーを淹れる要領で、氷を入れたグラスにコーヒーをドリップ。この時、レモンもあらかじめ氷と一緒にグラスに入れておきます。レモンのさわやかな香りと酸味が際立つアイスレモンコーヒーの完成です。レモンスライスの枚数はお好みですが、少量でもレモンの風味を感じますのでまずは薄切りにしたものを1枚入れて試してみてください。
レモンの酸味が強く飲みにくいと感じる場合は、たっぷりのガムシロップにくわえてミルクもたっぷりと加えると、酸味がまろやかになり飲みやすくなりますよ。
3.レモンコーヒーのアレンジレシピ
レモンコーヒーにひと手間を加えた新しい飲み方も人気です。自宅で簡単に作れるアレンジレシピを紹介します。
レモンミントコーヒー
レモンコーヒーにミントの葉をくわえて作るレモンミントコーヒー。さっぱりとしたレモンコーヒーのさわやかさがさらに増します。
作り方は、先ほど紹介した冷たいアイスコーヒーを作る時に、グラスにレモンと一緒にミントの葉も入れておき、そこにアイスコーヒーを注ぐだけです。
ミントを使ったカクテル、モヒートのような味わいがほんのり感じられます。見た目にも清涼感が溢れるコーヒーですよ。
レモンソーダコーヒー
レモンコーヒーは炭酸との相性も良いです。いつも飲むコーヒーにシュワシュワとした喉越しがくわわり、新感覚のコーヒーを楽しめます。
レモンソーダコーヒーを作る時には、レモンピールや砂糖漬けのレモンなど、甘みのあるレモンを使うのがおすすめです。グラスにレモンとガムシロップ、そして氷を入れ、コーヒーを注ぎます。その上から無糖の炭酸水を静かに注いで完成です。黄色と琥珀、透明のグラデーションがきれいですよ。底にあるシロップを混ぜながら飲みます。
炭酸水は加糖を使っても大丈夫ですし、レモンも甘みがなくても大丈夫ですので、各材料の種類を少しずつ変えて好みの味を探すと良いでしょう。
レモンコーヒーゼリー
コーヒーゼリーにレモンをあしらえば、さわやかさをプラスしたスイーツを作ることができます。ここでははちみつ漬けのレモンを使います。砂糖漬けや甘めにしたレモンピールなどお好みのものを用意しましょう。
まずは、コーヒーゼリー作り。フライパンにコーヒーと砂糖、そして固めるための片栗粉を入れます。量は、コーヒー約500mlに対して、砂糖が約60g、片栗粉が大さじ3程度です。強火にかけてかき混ぜながら、沸騰し始めたら弱火にして約1分さらにかき混ぜます。この時、フライパン底をかくようにして混ぜ、とろりとして透明になってきたら火を止め、器へ注いで冷蔵庫へ。お好みで泡立てた生クリームを用意し、冷えて固まったコーヒーゼリーにはちみつ漬けのレモンと生クリームを乗せたら完成です。
急いで冷やし固めたい時には冷蔵庫ではなく冷凍庫へ。短時間で簡単にできるスイーツのアレンジメニューです。
4.レモンコーヒーでさわやかなひとときを
コーヒーにレモンを加えることで香りや酸味を楽しむことができるレモンコーヒーは、世界の各地で古くから親しまれている飲み物です。ホットでもアイスでも自宅で簡単に作れて、アレンジのバリエーションも豊富なレモンコーヒー。いつものコーヒーにひと手間を加えて、さわやかなひとときを楽しんでください。