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人気インスタグラマーが体験!コーヒーの味の違いを感じよう 【プロが教える美味しいコーヒーセミナー 前編】

たったひとくち飲むだけで心がホッとするコーヒー。
そんなコーヒーは忙しい日々を過ごす私たちに癒しのひと時を感じさせてくれますよね。

今回は株式会社アートコーヒー協力の元、ハイセンスなライフスタイルが若い女性に大人気のインスタグラマー3名をお招きして、コーヒーセミナー・ドリップレクチャーを開催しました。講師は株式会社アートコーヒー・柚木先生。コーヒー豆の生産国についての説明や味の違いなどをとても詳しく説明してくださいました。
(左から桐嵯梨さん、柚木先生、夏目頌子さん、桐梨菜さん)

1.人気インスタグラマーのコーヒーライフは?

参加してくれたのは、コーヒー大好き桐梨菜さん、梨菜さんによくカフェに連れて行かれるという妹の桐嵯梨さん、カフェラテ好きの夏目頌子さんの3人です。

頌子さんと嵯梨さんは、普段はミルクを入れて飲むことが多く、ブラックではほとんど飲むことがないそうです。コーヒーはコンビニで買うことがほとんどで、仕事でスイッチを入れたい時や出勤時に飲むことが多いそう。
日常生活でコーヒーを飲むという人も、2人のような人が多いのではないでしょうか。

そしてコーヒー好きの梨菜さんは、コーヒーはほぼ毎日飲んでいるそうです。気になったコーヒー屋を見つけると、必ず散歩がてらチェックするのも趣味なんだとか。

2.まずはコーヒー豆2種類を飲み比べ

今回は4種類のコーヒー豆を飲み比べてもらいます。果たして、3人はコーヒーの豆の違い、そして味の違いはわかるのでしょうか。
最初に比較的味の違いがわかりやすいインドネシアとエチオピアを飲み比べてもらいます。

まずは酸味がしっかりとある、フルーティーな味わいのある【エチオピア】。

次に苦味が強く、独特な香りのある【インドネシア】を試してもらいます。

味に集中して飲み比べてみると「全然違う!エチオピアの方が断然、飲みやすい!」との声が。頌子さんは、インドネシア産を飲んだ瞬間に「苦い!」と苦味の強さにとても驚いていました。

「苦味の強いものはミルクとも合いやすいので、ミルクを入れて飲んでみましょうか!」という柚木先生の提案で、カフェオレにして飲み比べてみることに。

コーヒー豆の違いで味が大きく変化するのでしょうか…?

「コーヒー豆が違うだけで味が全然違う!」と驚いている3人。
ミルクを入れて飲んでも、コーヒー豆が違うだけで味が変わるなんて想像できないですよね。コーヒー豆によって味に変化あるのは、ブラックだけではないのです。

では、具体的にミルクを入れると、どのように味が変化するのか?
柚木先生が解説してくださいました。

「インドネシアは苦味が強く、コーヒー感の強さが特徴的なので、カフェオレやカフェラテにすると香りを残しつつマイルドな味わいに変化します。ブラックで飲むのが苦手な人にもおすすめです。
そして、エチオピアのような酸味のあるコーヒー豆にミルクを入れると、ミルクティーのような優しい味わいに変化します」

「ミルクティーという表現よくわかる…!」「とても飲みやすい…!」そんな感想があがっていました。
カフェオレやカフェラテをよく飲む!という方でも、コーヒー豆を変えるだけで味の違いを十分に楽しめるということですね。

「コーヒーの豆の違いって、ブラックで飲まないとわからないだろうな…」「コーヒーの味の違いって、自分にはわからないだろうな…」そんな風に思っている人も多いはず。
コーヒーの楽しみ方は、人それぞれ。それこそ、ブラックだけではなく、ミルクを入れても十分にコーヒー豆の生産国の違いによる味の違いを楽しむことができるんです。

そして、よりコーヒーを楽しむポイントは、香りの余韻もしっかり楽しむこと。
「飲む前と飲んだ後の香り、コーヒーを飲んだ時の抜ける香り、飲んだ後の残りの香りの余韻…。これを楽しむとコーヒーのおいしさを味わうことに繋がっていく」そんなことを柚木先生から参加者の3人に伝えていました。

3.温度でも変わる?!コーヒーの味わい

コーヒーというのは奥深いもので、実はコーヒーを淹れるお湯の温度によっても味が大きく変わるそうです。同じコーヒー豆でも、温度が違うだけでも味に変化があるのがコーヒーの魅力。

こちらも飲み比べていきましょう!

今回は【沸騰してすぐの熱いお湯(98℃程度のお湯)】と【少し冷ましたぬるめのお湯(90℃弱のお湯)】の2種類でコーヒーを淹れ、飲み比べてみました。コーヒー豆の産地は【ブラジル】です。

「温度が熱い方がコーヒーの色が濃く、温度が低い方がコーヒーの色が薄い!」とまずは見た目の違いを発見。

温度が違う、というだけでは、味の違いがあるかどうかピンときませんが、色が違うとなると、やっぱり味にも大きな変化がありそうですね。

嵯梨さん「熱いほうが苦くて、温度が低い方が柔らかい味ですか…?」

柚木先生「大正解です!温度が熱いと、苦味だったり酸味だったり、味の強い部分をすごく凝縮して出してくれます。しっかりとした苦味や 、濃さを求める方にはおすすめですね。
ぬるめのお湯だと、味を全部出し切らずにいい部分を優先的に出してくれます。なので、余計な強い部分はいらない!という人は、コーヒーを淹れる時に温度を低めにすると、マイルドで飲みやすくいコーヒーを作ることができます。

あとはしっかりとした強い苦味に牛乳を入れるとすごくコーヒーらしさも際立つので、カフェオレで飲みたいなぁ、という時は温度を熱めにして淹れるのもいいですし、ブラックで飲みたい!という時はちょっとぬるめで淹れると飲みやすいかなーと思いますね」

すると、カフェオレ好きの頌子さんから「エチオピアでぬるめのお湯で飲むのが初心者には一番飲みやすいってことですか?」という鋭い質問が。

柚木先生「そうですね…。ただ元々優しい味のするもの(コーヒー豆)だと、お湯の温度が低いと本来持っている風味が出にくいというのもあります。コーヒー豆によって温度を変えるっていうのがプロの仕事であり、本格的な飲み方です。なので、普段コーヒー豆を買う時に『どれくらいの温度で淹れたらいいですか?』と店員さん聞いてみるのもいいと思います」

実際に「お湯の温度は何度がいい」「このコーヒー豆がいい」というのではなく、自分の好みの温度やコーヒー豆を見つけるのが、コーヒーを楽しむには何よりも大事だそう。そうやって、自分好みのコーヒーをどんどん見つけていくのも楽しそうですよね。

4.コーヒーは嗜好品!楽しみ方は無限大

コーヒーはコーヒー豆の種類、お湯の温度、淹れ方、などによって、味の違いや楽しみ方は無限大。「あくまでもコーヒーは嗜好品なので、これが正解!これが駄目!というものはないので、自分の好きなもので好きなやり方で淹れる、というのがベストなんです」そんな柚木先生の言葉がとても心に残りました。

コーヒーの世界は、本当に可能性が無限大。そして自分の好みに合わせて楽しむことができる、素敵な飲み物ですね。

5.参加して広がったコーヒーの世界

「“ブラックコーヒー=苦い”というイメージしかなかったのが、ブラックからラテにした時の掛け合わせの味の変化や、コーヒーにもいろんな種類があって、それぞれ味の変化を楽しめるということを初めて知りました(嵯梨さん)」

「今までコーヒーの味の違いというのが何もわからなかったんですけど、飲み比べたことで味の違いがよくわかりました。自分の飲みやすいコーヒーも知ることができたので、街のコーヒー屋さんとかで好みのものを見つけたいですね(頌子さん)」

「私は普段からコーヒーをよく飲んでいるんですけど、それでもお湯の温度や淹れ方でこんなにも味に変化が出るというのが衝撃でした(梨菜さん)」という感想を頂きました。

飲み比べ前と後では、コーヒーの見方や解釈がかなり変わっているようでした。
豆の種類やお湯の温度を変えてみるだけで、毎日気分も変えられるコーヒー。自分の好みさえ見つかれば、心癒される一杯になること間違いナシ。
ぜひ、みなさんも試してみてくださいね。

後編 では、【自宅で実践!ハンドドリップでコーヒーを淹れてみよう】をお届けします。

取材協力:株式会社 アートコーヒー

【珈琲人名鑑】進化し続けるパイオニア精神 そのDNAを受け継ぐ開発者(株式会社 アートコーヒー)

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