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コーヒー資格入門、「コーヒーインストラクター検定3級」を取得しよう!認定講習会に参加してみた

難易度別に分けられ、様々な種類があるコーヒーインストラクター検定。中でも入門的な資格である3級は、認定講習会の受講のみで気軽に取得することができるのをご存知でしょうか。
今回は実際に、コーヒーインストラクター検定3級の認定講習会を受講。その様子をお届けします!

1.コーヒーインストラクター検定って?

まずは、通称コーヒー検定と呼ばれている「コーヒーインストラクター検定」について解説します。

コーヒーインストラクター検定とは

コーヒーインストラクター検定とは、全日本コーヒー商工組合連合会が「コーヒーの正しい知識の普及と技術の向上を目的」として起ち上げた、資格認定制度。
業界に携わる方からコーヒーを愛飲している一般の方まで、コーヒーの専門的な知識を学びたいという気持ちがあれば誰でも受講・受験することができます。

コーヒーの専門的な知識というと、少し難しそうなイメージがありますよね。しかし、コーヒーインストラクター検定にはいくつかの種類があり、難易度別に分けられているので、自分に合った資格の取得を目指すことができるんです!

そして今回は、実際に編集部スタッフが「コーヒーインストラクター検定3級」の認定講習会に参加!3級はコーヒーインストラクター検定の中で最も入門的な資格であり、講習会の受講のみで気軽に取得できるのが特徴です。

2.講師プロフィール紹介

今回講師を務めていただいたのは、ユーシーム株式会社代表取締役・田口真太郎さん。

田口真太郎

江戸川区内の喫茶店を始め約30店舗にオリジナルのブレンドを卸す「たぐち珈琲豆店」の店主であり、全国に800名ほどしかいないコーヒーインストラクター1級の資格保有者。現在は「コーヒーの淹れ方セミナー」や「同じコーヒー豆を様々な抽出器具で淹れるセミナー」など、数多くのワークショップの講師として積極的に活動を行う。

3.3級の認定講習会に参加してみよう

認定講習会当日の持ち物の指定は特にありませんが、認定証を持ち帰るためのファイル、メモを取るためのノートや筆記用具などを持参しておくと便利です。

認定講習会の様子をレポート

会場に受講者が集まったところで、講習会開始。

全日本コーヒー商工組合連合会による教本がモニターに映し出され、その内容に則って講師が解説する形で進行します。

講習会を始める前に「お断り」と称し、コーヒーインストラクター検定を受講するにあたっての注意点について説明を受けます。講習会では「このコーヒーが美味しい」「この淹れ方が正しい」といった定義づけをするのではなく、あくまでコーヒーをより楽しむための知識として紹介するという内容。

例えば、一般的に美味しくないと言われることが多い、時間が経って酸化してしまったコーヒー豆。しかし酸味の強いコーヒーを好む方もいるため、田口さんはそれを「劣化」ではなく「変化」と呼ぶことを心掛けていると言います。

コーヒーインストラクター検定についての概要に触れた後は、いよいよコーヒーについてのトピックが展開。まずは、コーヒーがどのようにして生まれるのかのルーツを辿るべく、コーヒーの生産や品種について学びます。

説明の途中、時々田口さんからクイズ形式で問いかけられることがありました。「このコーヒーの木1本から、コーヒーの生豆はどのくらい採れると思いますか?」という質問、みなさんは想像できますでしょうか?

正解は、なんとたったの500グラム!焙煎すると水分が抜けて、さらに少なくなるというのを知り、コーヒーがとても貴重な飲み物であることに驚きました。

その後は「コーヒーの成分」や「コーヒーの保存方法」を科学な視点から紐解いて解説。さらに「ドリップ」「サイフォン」「フレンチプレス」など抽出方法別に特徴を紹介するなど、コーヒーについての幅広い知識を得ることができました。

そして、約1時間の講習を全て受け終わると、カリキュラムが修了したとみなされ、コーヒーインストラクター3級の認定証が交付されます♪

認定講習会を受けて

コーヒーインストラクター3級の認定講習会では、コーヒーに関する大切な基礎知識を幅広く学ぶことができました。

美味しいコーヒーを淹れたいという漠然とした思いで受講しましたが、講習会を受け、そもそも自分にとって美味しいと感じるコーヒーはどんなコーヒーなんだろう?ということを考えるようになりました。コーヒー豆の挽き具合やお湯の温度をどう調節することで苦味・酸味が増すのかを知ることができたので、今回勉強したことを参考にしながら自分好みのコーヒーを探してみたいと思います!

4.コーヒーの知識を広げて楽しいコーヒーライフを♪

より上級の資格「2級」「1級」「コーヒー鑑定士」について

コーヒーインストラクター検定2級は、コーヒーの対面販売に従事する方に求められる基礎的な知識・鑑定技術の習得を条件とする基礎的な資格。1級は、さらに専門的なコーヒーの知識と鑑定技術が試される資格であり、受験するには2級の合格が必須条件となっています。

そしてコーヒー鑑定士はコーヒーの鑑定から流通まで、コーヒーに関わる全ての知識を要する、極めて難易度の高い試験内容となっています。鑑定士検定には「商品設計」と「生豆鑑定」、「品質管理」の3教科があり、その全てに合格することでコーヒー鑑定士の認定を受けることができるんです。

資格についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事でご確認いただけます。

コーヒーインストラクター検定はコーヒーの詳しい知識や技術を勉強したいという方や、将来コーヒーショップを開きたいという方におすすめ!ぜひ自分の目的にあった資格の取得を目指してみてください♪

取材協力

デザイン&ギャラリー装丁夜話
住所:東京都渋谷区神宮前1-2-9 原宿木多マンション103

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