コーヒーギフトとして定番のドリップバッグ。手軽に本格的なコーヒーを淹れることができるため、最近ではさまざまな場所で見かけるようになってきました。この記事では、そんなドリップバッグの基本情報やおすすめの活用シーン、ドリップバッグを用いたアレンジレシピをご紹介します。
1.ドリップバッグとはどんなもの?
近年では広く普及しているドリップバッグですが、そもそもどんなものなのか、またどのような特徴があるのでしょうか? ドリップバッグの特徴や歴史について紹介します。
ドリップバッグとは?
ドリップバッグとは1杯分に必要なコーヒー粉がフィルターに詰められた、簡易抽出タイプのコーヒーです。フィルターの両サイドについている耳の部分をカップの上にひっかけてお湯を注ぐことで、手軽にドリップコーヒーを作ることができます。
フィルターの上からお湯を注ぐドリップバッグのほか、ティーバッグのようにコーヒー粉をお湯に浸して抽出するコーヒーバッグも人気が高まりつつあります。
ドリップバッグの特徴
ドリップバッグの特徴は、なんと言ってもその手軽さです。お湯さえあればどこでも抽出できるので「時間がない」「コーヒー器具を持っていない」という方でも、気軽に美味しいコーヒーを淹れることができます。
また、ドリップバッグに使われているコーヒーはインスタントではなく、コーヒー豆を挽いたものが個別包装でパッケージングされています。そのため、新鮮で本格的な味わいを楽しめるのも特徴です。
最近ではドリップバッグを販売しているコーヒー専門店も増えてきているので、飲み比べたり、お気に入りの味を探したりするのもいいですね。
ドリップバッグの歴史
ドリップバッグは、実は日本が発祥です。それまでコーヒーは、カフェや喫茶店で飲むもの、あるいはインスタントコーヒーや缶コーヒーが一般的でした。しかし、リーズナブルかつ手軽に本格的な味が楽しめるドリップバッグは一般家庭にも広がり、今ではお歳暮やお土産のギフトとしても定番になりました。
海外では珍しいドリップバッグ
このように、日本ではとても身近なドリップバッグですが、海外では比較的珍しい商品です。一般的に海外の家庭用コーヒーは、プラスチックのカプセルを機械にセットして使うカプセルコーヒーが広く普及しています。しかし、近年ではプラスチックゴミ問題の観点からも、ドリップバッグが広まりつつあります。
2.ドリップバッグが活躍! おすすめの活用シーン
手軽で美味しいドリップバッグは、日常のさまざまなシーンで大活躍。ドリップバッグのおすすめ活用シーンをご紹介します。
時間のない朝に
バタバタしがちな朝は「コーヒーを淹れる時間がない!」という方も多いのではないでしょうか。
ドリップバッグを使えば、お湯を沸かして注ぐだけで本格的なコーヒーが完成! 豆を挽いたり、器具の準備や後片付けも不要なので、忙しい朝でもサッと用意することができます。
旅行のお供に
旅行先によっては、コーヒーショップがなかったり、コーヒーが手に入りにくい状況だったりすることも。「毎朝のコーヒーは欠かせない!」という方にとっては、旅行中のコーヒーをどうするか悩ましいもの。
ドリップバッグはそんな旅行の時にも活躍します。一杯分のコーヒーが個包装されているため持ち運びも簡単! ホテルでサッと作れるので、旅行先でも、お気に入りのコーヒーを楽しめます。
キャンプ・アウトドアに
キャンプやアウトドアにも、ドリップバッグはおすすめです。器具を必要とせず、ゴミもまとめやすいため、荷物が重くなりがちなキャンプ・アウトドアのときもかさばらず、持ち運びができます。それに、なんと言っても自然の中で楽しむ淹れたてのコーヒーは格別です。
オフィスで
仕事のお供や、ちょっとした休憩に……。オフィスでもコーヒーが欠かせないという人は多いのではないでしょうか。「外に買いに行く暇がない」「オフィス周辺で美味しいコーヒーが手に入らない」という場合は、個包装のドリップバッグを持っていけばオフィスでサッとコーヒーを作ることができます。また、「給湯器ではドリップしにくい!」という方は、ティーバッグのように浸すタイプのコーヒーバッグとマイボトルを持って行くのもおすすめ。マイボトルにコーヒーバッグとお湯を注ぐだけでできますし、こぼす心配もありません。
3.ドリップバッグは、プレゼント・お土産にもおすすめ
ドリップバッグは、プレゼントやお土産としてもぴったりです。
コーヒー豆を贈る場合は、相手がコーヒー器具を持っている必要がありますが、ドリップバッグはお湯さえあれば作れるので、相手がコーヒー器具を持っている・いないに関わらず、楽しんでもらえます。スイーツやマグカップなどのギフトに添えて贈るのもいいですね。
また、一杯ずつ個包装になっているため、旅先で購入したご当地コーヒー店のドリップバッグを職場の方へのお土産やギフトとして配るのもおすすめです。
4.ドリップバッグのアレンジレシピ
手軽にコーヒーを淹れることができるドリップバッグですが、一手間加えることでさまざまなレシピを楽しめます。自宅で簡単に作れる、アレンジレシピをご紹介します。
ふわふわフォームミルクのカフェオレ
牛乳とミルクスチーマーがあれば、ドリップバッグを使って手軽にふわふわのカフェオレを作ることができます。フォームミルクのなめらかな口当たりと、コーヒーの風味を存分に楽しめるカフェオレはカフェタイムにぴったりです。ミルクフォーマーを持っていない場合は、泡立て器でも代用することができます。
作り方はとても簡単。まずは、いつもどおりにドリップバッグでコーヒーを抽出します。ミルクと合わせるので、やや濃いめに抽出することがポイントです。続いて、60℃程度に温めたミルクをミルクフォーマーで泡立てて、コーヒーに注げばできあがりです。
コーヒーとミルクの比率は5:5程度で作るとバランス良く、コーヒーとミルクそれぞれの風味を味わうことができます。手軽におうちカフェを楽しむことができますし、ちょっとしたおもてなしにもおすすめです。
ココアで手軽にカフェモカ風
ココアパウダーとドリップバッグを使えば手軽にカフェモカ風のドリンクも作れます。コーヒーのほろ苦さにココアのチョコレート感が加わり、リッチな風味を楽しめます。
まず、ココアをお湯または牛乳で溶いておきます。そこに、別途抽出したドリップバッグを注ぎ、よく混ぜてできあがりです。無糖のココアを使用する場合は、お好みで砂糖を加えて甘さを調整してください。
朝ごはんにぴったり! コーヒーオーバーナイトオーツ
前日に仕込んでおくオーバーナイトオーツは、忙しい朝の朝ご飯にぴったりです。ドリップバッグを使って淹れたコーヒーを加えておくことで、コーヒーの風味とほろ苦さが加わり、いつもとは一味違ったオーバーナイトオーツになります。
まずは、ドリップバッグでドリップコーヒーを抽出します。続いて、オートミール1食分を器にはかりとり、オートミールが浸る程度までドリップコーヒーと牛乳を注ぎます。そこにメープルシロップや蜂蜜などの甘味料適量を追加し、よく混ぜたら冷蔵庫に一晩おいてできあがりです。
お好みでバナナやナッツなどを加えても美味しいです。
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