最近ではカフェでも見かけるようになったオレグラッセ。コーヒーとミルクの2層がとても美しいドリンクです。この記事では、オレグラッセの基本知識や作り方、オレグラッセをより楽しむためのヒントをお知らせします。
1.オレグラッセとは?
まずは、オレグラッセの基本知識やカフェオレとの違いについて解説します。
オレグラッセの基本知識
フランス語で「ツヤを出す牛乳」という意味のオレグラッセ。層になったコーヒーとミルクがとても美しく、喫茶店を中心に提供されているメニューです。この2層に分かれているおかげで、コーヒーのほろ苦さとミルクの甘さをしっかり味わうことができます。
カフェオレとの違い
コーヒーとミルクを使ったドリンクという点では、「カフェオレと同じなのでは?」と思ってしまうかもしれません。ですが、オレグラッセとカフェオレの大きな違いは、コーヒーとミルクを混ぜないこと。カフェオレのコーヒーとミルクは混ざっていますが、オレグラッセの場合は分かれた2層を保ったまま飲むことで、カフェオレとはまた違った味わいを楽しむことができます。
2.綺麗な2層を作る! オレグラッセの作り方
「オレグラッセを家庭で作るのは難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、ポイントをおさえれば、手軽に美しい2層のオレグラッセを作ることができます。オレグラッセの基本的な作り方や、コーヒーとミルクの層を綺麗に作るポイントについて解説します。
材料・用意するもの
オレグラッセを作るための材料と用意するものはこちらです。
・牛乳:約100cc
・ガムシロップまたはコンデンスミルク:約30cc(お好みの甘さに調整してください)
・アイスコーヒー:約50cc(事前に抽出したものを冷やしておく)
・グラス
作り方
事前にコーヒーを抽出し、冷やしておきます。グラスに牛乳を注ぎ、そこにガムシロップまたはコンデンスミルクを注いでよく混ぜます。このミルクの層の上から、静かにアイスコーヒーを注げばできあがりです。
2層を綺麗に作るポイント
オレグラッセの2層を綺麗に作るポイントをご紹介します。
ミルクが下、コーヒーが上のオレグラッセを作る場合、1つ目のポイントはミルクにガムシロップやコンデンスミルクを入れてしっかり混ぜておくことです。オレグラッセの2層は、砂糖の混ざったミルクと、砂糖の入っていないコーヒーの“比重の差”を利用して作ります。
※甘味のある液体は比重が重いので下に沈みます。
2つ目のポイントは、アイスコーヒーをミルクに注ぐ際にゆっくり静かに注ぐこと。真上から勢いよくアイスコーヒーを注いでしまうと、注いだ勢いでミルクとコーヒーが混ざってしまいます。アイスコーヒーをグラスの縁やスプーンなどに伝わせながら注ぐと、ミルクとコーヒーが混ざらずに注ぐことができます。
3.オレグラッセを楽しむためのヒント
オレグラッセをより美味しく、より楽しむためのヒントをご紹介します。
ミルクとコーヒーを混ぜずに飲む
オレグラッセのミルクとコーヒーは、ストローやマドラーを使わず、2層のままゆっくり飲むのがおすすめです。コーヒーのほろ苦さと、ミルクの甘さそれぞれが際立った状態で楽しむことができます。
グラスにこだわる
オレグラッセを飲む際は、グラスにもこだわってみましょう。コーヒーとミルクの層がとても美しいので、中身が見えるグラスを使うのがおすすめです。ワイングラスはもちろん、丸い形のものや細長い形のものなど、お気に入りのグラスを使って、ぜひ視覚的にも楽しんでください。
使用するコーヒーは深煎りがおすすめ
オレグラッセに使用するコーヒー豆は、深煎りまたはアイスコーヒー用がおすすめです。ほろ苦さやコク深い味わいの深煎り豆を使うと、ミルクの風味に負けず、コーヒーとミルクの両方の味わいをしっかりと楽しむことができます。
4.オレグラッセで素敵な喫茶タイムを
見た目にも美しく、コーヒーとミルクの風味をしっかり楽しめるオレグラッセ。カフェに飲みに行くのもいいですし、おうちカフェタイムや、来客時のおもてなしに作っても素敵ですね。ぜひ、あなたの好きな場所で、オレグラッセを楽しんでください。
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