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親子で挑戦!コーヒーをテーマにした夏休みの自由研究×5選

プールやキャンプなど楽しいことがいっぱいの夏休みですが、忘れてはいけないのが夏休みの宿題です。とりわけ夏の終わりに慌てるのが自由研究のテーマ。そこで今回は、今から取り組みたいコーヒーをテーマにした自由研究のアイデアを5つ紹介します!ぜひ親子で楽しみながらトライしてみて!


抽出後のコーヒー粉は「コーヒーのかす」と、ちょっと残念な呼び方をされますが、様々な活用方法があります。そこで全日本コーヒー協会では、「抽出後のコーヒー粉(コーヒーグラウンズ)」と呼ぶことにしたいと考えています。


1.コーヒーグラウンズ(コーヒーのかす)を使った肥料づくり

コーヒーグラウンズ

コーヒーを飲んだあとに出るコーヒーグラウンズ。捨ててしまうことが多いかもしれませんが、肥料として再利用することができます。簡単&エコな肥料づくりにチャレンジしてみましょう! 作り方をレポートにまとめたり、作ったものを成果物として提出できます。

コーヒーグラウンズを使った肥料の作り方

  1. 段ボールやバケツなど、肥料を入れる容器を用意する。(段ボールを使う場合は、新聞紙を多めに内側に敷いて漏れを防止)
  2. 1の容器に腐葉土を7割くらい入れ、上からコーヒーグラウンズを入れて混ぜる。
  3. 容器を古いタオルなどで覆い、風通しの良いところに置く
  4. 毎日肥料をかき混ぜ、発酵を促進する
  5. 肥料を触れた時にほのかな熱をもっていればできあがり

コーヒーグラウンズを使ってうまく肥料を作るポイントは、しっかりと発酵させることと、コーヒーグラウンズを乾燥させること。コーヒーを楽しんだ後は、コーヒーグラウンズを再利用して親子で取り組んでみてください。

2.コーヒーグラウンズ(コーヒーのかす)を再利用した消臭剤づくり

消臭剤づくり

コーヒーグラウンズは消臭剤としても再利用できます。コーヒー豆の表面には小さな穴がたくさん空いており、イヤな匂いの原因物質を吸着してくれるため、消臭効果が期待できるのです。コーヒーグラウンズをうまく再利用して、アップサイクルな消臭剤を作ってみましょう。

コーヒーグラウンズを使った消臭剤の作り方

  1. コーヒーグラウンズを天日干しして乾燥させる(電子レンジやフライパンにかけて、水分を蒸発させてもOK)
  2. 乾いたコーヒーグラウンズを布に詰めたらできあがり

コーヒーグラウンズは湿った状態でも消臭効果はありますが、カビを防ぐためにもしっかり乾燥させておきましょう。コーヒーグラウンズを詰める布は、不織布やガーゼなどの通気性の良いものを選ぶとしっかり消臭してくれます。

とても簡単に作ることができるので、台所や玄関、トイレやクローゼットなど、匂いが気になる場所にあわせたサイズ別に作るのもおすすめ。自由研究として提出する分よりも多めに作って、お掃除や片付けの時に、おうちに設置してみてはいかがでしょうか。

3.コーヒー染めでおしゃれな染物づくり

染物づくり

コーヒーグラウンズは染物作りにも使用することができます。染めてから乾燥までを含めると、数日かかるテーマだからこそ、夏休みの自由研究にはぴったりです。今回は あたたかみのあるブラウン色の「コーヒー染め」を作ってみましょう

コーヒー染めの基本のやり方

  1. 染めたい布を牛乳か豆乳を水で3倍に薄めた液体に浸し、軽く絞って2〜3日ほど陰干しする
  2. 鍋に水1リットルを入れて沸騰させ、コーヒーグラウンズを大さじ3杯入れて「コーヒー染液」を作る
  3. 布が茶色に染まったら1度取り出す
  4. 布が茶色に染まったら1度取り出す
  5. 布を取り出した後のコーヒー染液に、ミョウバンと水2リットルを加え、再び布を浸して30分から1時間ほど浸けて色を定着させる
  6. 布を取り出して水でよくすすぎ、風通しの良い場所で乾かして完成

浸す時間や使用するコーヒーの量などによって、好みの染め具合に調整することができます。おしゃれで温かみのある色に染まるので、夏休みの自由研究として作るのはもちろん、お母さんやお父さんへのプレゼントに作ってみるのもいいですね。

4.コーヒーの麻袋をリメイク

麻袋をリメイク

コーヒーの生豆を入れるために使う麻袋(あさぶくろ)。通気性が良く、丈夫な素材の麻袋は、コーヒー専門店やネットショップなどで手に入れることができ、リメイクすればおしゃれな雑貨として活用できます。ここでは簡単に作れる麻袋のリメイク方法をご紹介します。

・タペストリーやランチョンマット

コーヒー麻袋の端を整えれば、タペストリーやランチョンマットとして使うことができます。観葉植物の下に敷いてもおしゃれです。

・ファブリックボード

コルクボードや木の板などの土台に合わせて麻袋を裁断し、タッカーで土台に麻袋を固定したらできあがり。ナチュラルな雰囲気に仕上がります。写真やポストカードなどを貼るのもおすすめです。

・トートバッグ

麻袋とお好みの布をトートバッグの大きさに裁断し、一緒に縫い合わせて持ち手をつければ世界にひとつだけのトートバッグを作ることができます。裁断した麻袋は、端を縫っておくとほつれ防止になります。

おしゃれで丈夫な麻袋の活用方法は無限大。ぜひ親子でアイデアを出しながら、麻袋を使ってDIYを楽しんでみてはいかがでしょうか。

5.コーヒーの生産地を調べてみよう

コーヒー地図

コーヒー店や喫茶店を訪れると、さまざまな名前のコーヒーを見かけます。一見同じように見えるコーヒー豆ですが、世界中に生産地があり、それぞれ個性豊かな味、香り、風味を持っています。

コーヒー豆の生産地は、赤道を中心とした北緯25度から南緯25度の間の「コーヒーベルト」と呼ばれる地域に主に集まっており、約60ヶ国のコーヒー生産国にて栽培されています。ここでは、日本でもなじみのあるコーヒーの生産地と、その土地のコーヒーの特徴を紹介します。

【ブラジル】
世界第1位のコーヒー生産国、ブラジル。ブラジル産のコーヒー豆は、酸味と苦味のバランスが良いので、ブレンドコーヒーにもよく使用されます。サントス、モジアナなど人気の銘柄があります。

【コロンビア】
山岳地帯に位置するコロンビアは、地質・気候とも美味しいコーヒーづくりに最適な土地。ナッツやカラメルのような香ばしい香りと、お花のような華やかな風味が特徴です。マイルドで飲みやすい味わいです。

【エチオピア】
喫茶店などで「モカ」として親しまれている、エチオピアのコーヒー豆。豆は小さめで、柑橘系の果実やすもものような甘酸っぱい香りがします。苦味が少なく、強い酸味とコク、フルーティな香りが特徴的です。

【インドネシア】
インドネシアで代表的な「マンデリン」は、インドネシアのスマトラ島のみで栽培されている希少な銘柄です。桃やシナモン・カルダモンなどのスパイスのような香りがあり、しっかりとした苦味やとろみのある口当たりが特徴的です。

コーヒーの生産地を知ると、よりコーヒーを楽しめます。香り、味、酸味、苦味、口あたりなどに注目して、お家で飲み比べをしながら感想をレポートにまとめてみてはいかがでしょうか。 以下のページには、日本でもおなじみの12の生産地について紹介しています。

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