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コーヒーメーカーで至高の一杯を。選び方&美味しい淹れ方を紹介

レギュラーコーヒーを楽しみたい人にとって、スイッチひとつで美味しいコーヒーが完成するコーヒーメーカーは頼りになる存在です。ここでは、自分にぴったりなコーヒーメーカーを選ぶコツ、さらにはコーヒーメーカーのコーヒーをさらに美味しく仕上げるポイントを紹介します。コーヒーメーカーで美味しい一杯を楽しんでみませんか?

1.美味しいコーヒーを飲むために!コーヒーメーカーを選ぶポイント

一口にコーヒーメーカーといっても、種類は豊富です。近年はさまざまな機能を持つものが登場し、より本格的なコーヒーを楽しめるようになりました。自分に合ったコーヒーメーカーを選ぶには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

1-1.コーヒーメーカーの機能は?

近年はコーヒー愛好者のさまざまなニーズに応えられるよう、コーヒーメーカーの機能も多岐に渡っています。コーヒーメーカーを選ぶ際は、どんな機能があれば望ましいか十分に検討してくださいね。

チェックポイントは、まずミルが付いているかどうか。コーヒー豆をセットすれば抽出まで自動で行うもの、自身でフィルターに移さねばならないものなどがあります。

また、味へのこだわりが強い人なら、浄水機能も要チェックです。沸騰させた水を活性炭フィルターで濾過してくれるので、水道水でもおいしい水になりますよ。

このほか、コーヒーカプセルやコーヒーポッド対応のもの、フィルターから雫が漏れるのを防ぐドリップストッパー付きのものなど、種類はさまざま。必要な機能とコストのバランスを考慮して、納得のいくものを選びましょう。

1-2.コーヒーメーカーのスペックや仕様をチェック

日常的に使うなら、ストレス無く使用できるスペックや仕様が必要。コーヒーメーカーの容量や容器の材質、フィルターの仕様などきちんと確認しましょう。

通常のコーヒーメーカーの場合、1回の抽出で淹れられるのはせいぜい5杯程度まで。人数が多いなら、8~12杯程度の大容量サイズが望ましいでしょう。また、コーヒーメーカーにセットする容器は、ガラス製・ステンレス製などあります。ガラス製は比較的リーズナブルなこと、万が一壊れても代替品を見つけやすいなどが高ポイント。しかし保温性では、やや劣ります。

一方、ステンレス製は保温性が高いことが最大のメリット。ただしそのぶん価格はお高めです。

さらに、コーヒーフィルターの仕様もチェックしておきたいポイント。ペーパータイプ、金属やナイロン製のメッシュタイプがあります。ペーパータイプはすっきりとした味わい、メッシュタイプはコーヒー豆のダイレクトな風味になる傾向が。ランニングコストやお手入れなどよく考えて、ベストなものを選びましょう。

1-3.どんなコーヒーを飲みたい?

コーヒーメーカーのなかには、エスプレッソやカプチーノにまで対応する機種もあります。
どちらも通常のコーヒーメーカーでは対応できないので、カプチーノやエスプレッソを飲みたい場合は、対応している機種を選ぶ必要があります。

2.コーヒーメーカーで美味しいコーヒーを淹れてみよう!

自分にぴったりのコーヒーメーカーが見つかったら、あとは美味しくいただくだけ。そのままコーヒーメーカーにお任せするのもよいですが、たまには一手間かけてみましょう。いつもの味をさらにランクアップするために覚えておきたいポイントを紹介します。

2-1.コーヒーを淹れる際のポイント

おいしいコーヒーを淹れるなら、ベースとなる水選びからこだわってみましょう。

まず、硬水のコーヒーは、独特の苦みなどが際立ち、個性豊かな味わい。一方、軟水のコーヒーは、口当たりがまろやか。誰にでも飲みやすい味わいです。こうした味の違いは、水に含まれるマグネシウムとカルシウムの量の違い。硬水の方がこれらを多く含むため、独特な味わいとなるのです。一般的にはコーヒーの水は軟水がよいとされますが、このあたりは好みの問題でしょう。

さらに、コーヒーの粉の計量も大切。一般的に、粉8~15gにつき、120~140cc程度のコーヒーを抽出できると言われます。まずは定められた容量でコーヒーを作り、そのうえで薄い・濃いと感じれば、粉を増やしたり減らしたりしてみてくださいね。

また、メッシュフィルターのコーヒーがおいしくないと感じる場合は、雑味が強すぎるためかもしれません。この場合は、メッシュフィルターの上にさらにペーパーフィルターを置くと、おいしくなります。

2-2.蒸らすのが美味しさの秘訣!

コーヒーメーカーでも、抽出の前に粉を蒸らすと味や香りが際立つようになります。これは、お湯を含ませることで粉がふくらみ、粉に含まれるガスが放出されるため。お湯と粉が馴染みやすくなり、おいしい成分が出やすくなります。

コーヒーメーカーの場合、粉を入れれば後は抽出までノンストップ。そのため、蒸らしを実現するには、一旦電源を切るしかありません。

お湯が粉の上に落ちだしてしばらくしたら、一旦電源を切りましょう。その後30秒~50秒程度待ってスイッチを入れれば、蒸らしは完成です。

2-3.最後の1滴まで待たないで

十分な量のコーヒーが確保できたら、最後の1滴が落ちるまで待たずに電源をオフにしましょう。

最後の1滴が落ちるまで待ってしまうと、コーヒーのアクまで混入してしまいます。これはコーヒーの雑味やえぐみのもととなり、コーヒーの味を損ねます。どうしても最後まで無駄にしたくない人は、先ほどおすすめした「コーヒーの蒸らし」を2~6分ほどと長めにとるとよいでしょう。

これなら最後の1滴まで淹れても、雑味やえぐみを感じにくくなりますよ。

3.カップに注いでできあがり

コーヒーが抽出できたら、あとはカップに注いでできあがりです。この時カップは温めておくと、コーヒーが冷めにくくおいしく頂けます。

3-1.コーヒーメーカーのコーヒー豆にはとことんこだわって!

どんなに高機能なコーヒーメーカーでも、コーヒー豆が好みに合わなければ台無しです。コーヒー豆は、産地や焙煎によって大きく味が異なります。まずは自分の好みを知り、お気に入りのコーヒー豆を見つけましょう。

3-2.産地をチェック

コーヒーは産地によって個性が異なるので、まずは産地をチェックしてみるとよいでしょう。例えば、世界のコーヒーの約1/3を生産するブラジルのコーヒーは、苦みや雑味が少なく、味のバランスがよいのが特徴。コーヒー初心者向けといわれます。

一方、生産量世界3位のコロンビア産コーヒーは、フルーティーな甘みと豊かなコクが特徴です。このほかですと、グアテマラ、インドネシア、エチオピアなどがコーヒーのメジャー産出国として有名。それぞれ味わいは異なるので、いろいろ試してお気に入りを見つけましょう。

3-3.焙煎・粉砕も重要

コーヒーの焙煎度や粉砕の状態も味わいに大きく影響します。

まず、コーヒーの焙煎度は炒りが浅いほど酸味が強め、深いほど濃厚な苦みを持つようになります。例えば、よく聞く「ミディアムロースト」は中浅煎り。アメリカンコーヒーなどに最適です。エスプレッソなど飲むなら極深煎りの「イタリアンロースト」、ミルクなど入れるなら深煎りの「フレンチロースト」がよいでしょう。

さらに、コーヒーの挽き方は細挽きの方が濃厚で、粗挽きの方が薄味になる傾向があります。一般的なコーヒーメーカーに使用するなら、ほどよい濃さの「中挽き」がおすすめですよ。

3-4.好みのブレンドを見極めて

味わいの異なるコーヒーを混ぜ合わせて、全く新しい個性的な味わいを生み出すのがブレンド。どんなコーヒー豆をどのくらいの割合で併せるかで、コーヒーの味は全く異なります。コーヒー専門店に行けばオリジナルブレンドなど多数販売しているので、酸味・苦み・フルーティーさなど好みにはまるものを見つけましょう。

4.コーヒーメーカーで手軽に美味しいコーヒーを楽しもう

コーヒーメーカーは、こだわって選ぶことで本格的な味わいのコーヒーを楽しむことができます。

また、コーヒーメーカーは常に変わらない味わいが魅力ですが、ちょっとした工夫でよりお好みの味わいに近づけることもできます。近年はドリップコーヒー以外にも対応する機種が出ているので、好みに合わせて選んでみてくださいね。

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