最近はテイクアウトに対応するカフェやテイクアウトをメインとするコーヒースタンドが増え、本格的なコーヒーを手軽に持ち帰る機会も多くなりました。今回はコーヒーをテイクアウトする時のお店選びのポイントや、コーヒーのテイクアウトに役立つ情報をご紹介します。
1.テイクアウトができるコーヒー店を選ぶポイント
コーヒーをテイクアウトする目的は人それぞれ。通勤中の目覚ましや仕事中のパワーチャージとして、お散歩デートのドリンクとして、または多忙な日のリラックスアイテムとして、さまざまなシーンでテイクアウトコーヒーが飲まれています。
移動しながら飲むことになるテイクアウトコーヒーは、カフェで飲むコーヒーとは違い、ゆっくりと味わうのは難しいかもしれません。けれど、お店選びにこだわれば、テイクアウトでも美味しいコーヒーを楽しめるのです。そこで、テイクアウトができるコーヒー店を選ぶ時のポイントを紹介します。
コーヒー豆にこだわっている
コーヒーの味を決める重要な要素の一つはコーヒー豆の質。コーヒーをテイクアウトで楽しむ時にも、コーヒー豆へのこだわりを感じさせるお店を選ぶことが大切です。
世界の産地から厳選したコーヒー豆だけを使用している、スペシャルティコーヒーをメインにしているなどの他、オーナーやスタッフがコーヒー豆に詳しいことも、こだわりを判断できるポイントになります。
コーヒー豆を自家焙煎している
浅煎りや深煎りといった焙煎の具合を気にする人は多いですが、テイクアウトする時にはコーヒー豆を自家焙煎しているかどうかでお店を選ぶのも手。
実は焙煎後のコーヒー豆は、酸素や光の影響を受けて少しずつ変化していきます。焙煎後のコーヒー豆は生豆よりも変化しやすいので、より風味豊かなコーヒーを求めるなら焙煎して間もないコーヒー豆を使える自家焙煎のお店なら間違いないでしょう。
コーヒーの淹れ方に注目してみる
同じコーヒー豆を使ったとしても、淹れ方によってコーヒーの味わいは変化します。ですので、ハンドドリップやフレンチプレスといった淹れ方からお店を選ぶのも良いですね。
ドリップマシンやエスプレッソマシンを使っているお店でも、ペーパーフィルターかネルフィルターかで微妙に味わいが変わりますよ。
豊富なメニューから選べる
喫茶店やカフェでゆっくり過ごす時間はない人も、テイクアウトコーヒーなら毎日利用できるでしょう。頻繁に利用するからこそ、その日の気分や体調に合わせて飲むコーヒーを選べるメニュー豊富なお店は嬉しいもの。
コーヒーだけではなく、カフェオレなどのバリエーションドリンクもあると選択肢が広がります。
コーヒー豆が購入できる
コーヒー豆を販売するお店は、自宅でも楽しんでもらいたいと思うほどコーヒーの味に自信を持っているはず。コーヒーだけではなくコーヒー豆も販売しているお店なら、きっと満足のいくコーヒーと出会えるはずです。
コーヒー以外のドリンクも提供している
コーヒー以外にも、たとえばオレンジジュースやジンジャーエールといったドリンクを提供するお店なら、用途が広がります。
コーヒーを飲まない人がいても気軽に立ち寄ったり、仕事仲間からのバラエティに富んだオーダーに対応したりと、あらゆるシーンで活用できます。
コーヒーとのペアリングを楽しめる
コーヒーはいろんなフードと相性抜群。コーヒーをさらに美味しくしてくれる、フードやスイーツが充実したお店にも注目です。
濃い風味の深煎りコーヒーにはチョコレートを使ったクッキーやケーキ、飲み心地が良いバランスの取れたブレンドコーヒーにはサンドイッチなど、自分らしいペアリングを探してみると良いですね。
2.コーヒーのテイクアウト用カップの最新事情
テイクアウトコーヒーを楽しめるお店が増える中、テイクアウト用カップが便利に、そしておしゃれに進化中です。カップを見るだけでどこのお店のコーヒーかがすぐにわかる人も多いのでは?
ここでは、コーヒーのテイクアウト用カップの最新事情をお伝えします。
工夫を凝らしたカップが増加
コーヒーのテイクアウト用カップと言えば、シンプルな白い紙コップにロゴが主流。今もその傾向に変わりはありませんが、持ちやすさを重視してミゾを設けるなど、工夫を凝らしたカップが増えています。また、ロゴだけではなく、素材やカラーでお店の独自性をアピールするカップも珍しくありません。
こうしたカップの個性からお店を選ぶのも面白いかもしれませんね。
カップ周辺のアイテムも変化
コーヒーをテイクアウトするなら、アクセサリーは少ないほど持ち運びに便利。熱いコーヒーを持つ時に便利な紙スリーブに代わり、耐熱性のカップを導入するお店が増えているようです。
また、海洋プラスティック問題から始まったプラスティックストロー廃止の流れから、ストローなしで飲めるフタや紙ストローも登場しています。
コーヒー好きならテイクアウトにはマイボトルを持参しよう
コーヒーをテイクアウトする機会が多いなら、マイボトルを持参してみるのも良いでしょう。繰り返し使えるのでエコにもなる上、お店によってはお得にコーヒーを飲めることもあります。
ここでは、テイクアウトコーヒーに使えるマイボトルについて紹介します。
マイボトルがおすすめの理由
マイボトルをおすすめする理由はなんといってもお得感。割引サービスを受けられるお店は少なくないので、使うほどにお得を実感できます。また、保温や保冷ができるボトルなら、季節を問わず、より美味しい温度を長く保つことができます。
まずはマイボトルに対応可能か、お店に確認するのもお忘れなく!
マイボトルの選び方
繰り返し使うマイボトルですから、次に使う時に香りや汚れが影響しないものを選ぶのが大切。ボトルの内側がステンレス製やテフロン加工のものだと香りが残りにくくなります。また、ボトルのフチなど細部まで洗いやすいタイプを選ぶと、いつでも清潔を保てます。
また、保温性や保冷性は水筒によって性能がさまざま。できるだけ性能の高いものを選ぶことが重要です。
おすすめのサイズは?
マイボトルのサイズは普段飲んでいるコーヒーの量に合わせるのが正解。たとえば、SサイズやMサイズのコーヒーをテイクアウトするなら、350mlの小さなボトルで十分です。
注意したいのは昨今話題のミニボトル。容量が120~140mlのため、Sサイズのコーヒーでもギリギリ入らないことがほとんど。コーヒーの量を減らしてでもコンパクトに持ち歩きたいという場合に使ってみましょう。
マイボトルにはアイスコーヒーがおすすめ
コーヒーは淹れたてがいちばん。時間や温度変化によって風味が少しずつ変化していきます。そのため、温かいコーヒーよりも冷えたアイスコーヒーのほうが、変化スピードが遅め。時間をかけて味わいたいなら、アイスコーヒーのほうが適しています。
また、ミルクやコーヒーフレッシュは、衛生上の観点からできるだけ飲む直前に入れるのがベター。ボトルに匂いが移ったり時間とともに分離したりする可能性もあるので、コーヒーを飲む時にカップで混ぜるのがおすすめです。
3.本格コーヒーをテイクアウトで楽しもう
テイクアウトできるコーヒー店のおかげで、時間や座席の空きを気にすることなく、手軽に美味しいコーヒーを楽しめるようになりました。自分好みのコーヒーに出会うまで、色々と飲み比べてみるのも楽しいでしょう。
お店の個性が溢れるテイクアウト用カップもおしゃれですが、マイボトルを使ったテイクアウトライフを実践してみるのもおすすめです!