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フラットホワイトって何?カフェラテとの違いや作り方を紹介します。

フラットホワイトは最近になって日本での知名度をぐんぐん上げているカフェ ドリンク。けれど、フラットホワイトがどういった飲み物なのか、よく知らないという方も多いのでは?この記事では、フラットホワイトの美味しさや他のカフェドリンクとの違い、人気の背景についてわかりやすく紹介します。

1.フラットホワイトとは?

ここ数年でメジャーなコーヒーチェーンのメニューにも登場するなど、新たなカフェドリンクとしてメジャーとなりつつあるフラットホワイト。とは言え、まだ目新しい存在ですからフラットホワイトをよく知らないという方も多いでしょう。

まずは、フラットホワイトとはどういう飲み物なのか、誕生の背景も含めて説明します。

スチームミルクたっぷりのエスプレッソドリンク

フラットホワイトとは、エスプレッソにミルクを合わせたドリンク。下からエスプレッソ、スチームミルク、フォームミルクの順に3層を織り成すように、丁寧に重ねていきます。

きめ細かなスチームミルクを使うのが特長。フォームミルクは少なめで、表面にはエスプレッソのクレマが浮かびます。そのため、ミルクをたっぷりと使いながらも、エスプレッソの濃厚なコクや苦みをひと口目からしっかり感じられます。

ただし、フラットホワイトの作り方には厳密な定義はないと言われています。エスプレッソとミルクの割合、ミルクのスチーム度合いなどは、提供するコーヒーショップによって異なるようです。

南半球のカフェではメジャーな存在

南半球を旅したことがある方ならご存じかもしれませんが、フラットホワイトは南半球、特にオーストラリアとニュージーランドのカフェメニューとして有名です。

始まりは1990年代に始まったコーヒーのセカンドウェーブ。エスプレッソドリンクのブームが世界中を席巻していた時代です。当初、オーストラリアやニュージーランドではエスプレッソにミルクを加えたドリンクをホワイトコーヒーと呼んでいました。やがてフォームミルクを平ら(=フラット)に乗せた見た目から、フラットホワイトとのネーミングが定着したとされています。

近年はアメリカやヨーロッパにもフラットホワイトの人気が広がり、ここ数年で日本でも注目されるようになったのです。

2.フラットホワイトと他のドリンクとの違い

エスプレッソにミルクを合わせたドリンクと聞くと、カフェラテを思い浮かべる方も多いはず。実際、フラットホワイトは他のエスプレッソドリンクとレシピに差がなく、少々わかりにくいですよね。

それでは、フラットホワイトと他のエスプレッソドリンクとの違いを、わかりやすく解説します。

エスプレッソの割合が高め

先ほどお伝えしたとおり、フラットホワイトの最大の特長はきめ細やかなスチームミルク。でも、エスプレッソドリンクには他にも、カフェラテやカプチーノのようにスチームミルクを使うものがありますよね。そうしたドリンクとの違いは、フラットホワイトはスチームミルクの量が控えめで、エスプレッソの占める割合が高いということです。

実際に飲み比べるとわかりやすいのですが、フラットホワイトの味わいはいつもより濃厚なカフェラテといったイメージ。エスプレッソをダブルでオーダーするのがお好きなら、フラットホワイトにハマるかもしれません。

ミルクにも違いがある

フラットホワイトとカフェラテやカプチーノとの違いは、最後に乗せるフォームミルクにもあります。

カフェラテやカプチーノが空気をたっぷり含んだふわふわのフォームを乗せるのに対して、フラットホワイトは薄い膜を作るようにきめ細かく滑らかなフォームを乗せます。ミルクの質感や量が違うため、見た目の違いはもちろん、口当たりも意外なほど異なるのです。

3.お家で楽しむ!フラットホワイトのおすすめレシピ

フラットホワイトを提供するカフェは年々増えていますが、それでもカフェラテやカプチーノに比べると出会える場所はまだ少なめ。フラットホワイトを飲みたいなら、思いきって自宅で作ってみるのもおすすめです。

それでは最後に、フラットホワイトの作り方とおすすめのレシピを紹介しておきましょう。

フラットホワイトの作り方

おうちにエスプレッソマシンがあるなら、本格的なフラットホワイトを簡単に再現できます。

作り方
1. エスプレッソの2倍の量を目安に、スチーマーでミルクを温めておく。
2. エスプレッソを抽出してコーヒーカップに注ぐ。
3. スプーンなどでフォームを抑えながら、エスプレッソにスチームミルクを丁寧に流し込む。この時、液状のさらりとした部分ではなく、よりクリーミーなミルクを流し込むのがポイント。
4. 表面がフラットになるようにフォームミルクをうっすらと乗せれば完成。

フラットホワイトはクリーミーなスチームミルクが美味しさのポイント。70℃前後を目安に、時間をかけて丁寧にスチームしましょう。

普段の器具で作れる簡単レシピも

エスプレッソマシンがないからといって、フラットホワイトをあきらめる必要はありません。コーヒーを代用してオリジナルのフラットホワイトにチャレンジしましょう。

コーヒーはエスプレッソに負けない濃い風味のものを選びます。フレンチローストやイタリアンローストといった深煎りのコーヒー豆を中挽き~細挽きで用意するのがおすすめです。ハンドドリップでコーヒーを抽出したら、その2倍の量のミルクを注げばOK。

ただし、スチームミルクを使わなければただのミルクコーヒーになってしまうので、スチーマーだけは準備して下さい。最近はハンディタイプの手軽なスチーマーもあるので、この機会に手に入れるのもおすすめです。

フラットホワイトのアレンジレシピ

フラットホワイトの本場、オーストラリアやニュージーランドでは、フラットホワイトにチョコレートパウダーをトッピングするのが定番だそう。苦みの効いたエスプレッソと甘い香りのチョコレートパウダーは相性抜群!ぜひ試してほしいアレンジレシピです。また、甘くてほろ苦いキャラメルシロップやキャラメルパウダーとも好相性。

スチームミルクの滑らかさもあり、アレンジの幅はかなり広がります。刻んだオレンジピールやスパイシーなカルダモンをトッピングするなど、自分なりのアレンジを追求してみるとフラットホワイトをより一層楽しめますよ。

いろんなフードとのペアリングも楽しめる

苦みと甘みのバランスが取れたフラットホワイトは、どんなフードとも合わせやすいのも魅力の一つ。たとえば、ほんのり甘いフレンチトーストや多彩な具材をはさんだサンドイッチなどと合わせても、フードの味わいを邪魔することなく、美味しい時間を過ごせます。

ペアリングの相手を選ばないから、たくさんのフードが並ぶパーティでフラットホワイトを提供すれば、誰からも喜ばれるはず。

4.フラットホワイトならではの美味しさを体験してみて

オセアニアではメジャーなフラットホワイトは、日本ではまだまだ新しいドリンク。けれど、クリーミーなミルクの甘みやエスプレッソの強さをしっかりと味わえることから、じわじわとファンを増やしています。

まだ飲んだことがない方は、お近くのコーヒー専門店やカフェでぜひ探してみて下さい。もし見つからない場合には、スチーマーを手に入れて、オリジナルのフラットホワイトを楽しむのもおすすめですよ。

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