生クリームは、コーヒーのアレンジアイテムとして定番でもあります。苦味と甘みのバランスが絶妙で、スイーツのような満足感を得られるでしょう。コーヒーと相性の良い生クリームについてやアレンジレシピを知ることで、より上質でバラエティー豊かなコーヒーブレイクを楽しめるようになります。
Index
1.コーヒーと生クリームの相性は?
コーヒーに生クリームを入れて飲んだことはありますか?濃厚なクリームとコーヒーの苦味が混ざり合い、絶妙な味わいを楽しむことができますよ。まずは、コーヒーと生クリームの相性やホイップクリームとの違いについて見ていきましょう。
コーヒーには生クリームが合う
カフェなどで、コーヒーに生クリームがたっぷり乗ったものを見たことがある人も多いでしょう。ウインナーコーヒーと呼ばれる見た目も華やかで、スイーツのようにも感じられるコーヒーです。他にも、コーヒーゼリーに生クリームが添えられていることもありますよね。このような例からも、コーヒーに生クリームが合うことが伺い知れるのではないでしょうか。コーヒーとミルクの組み合わせのように、生クリームもコーヒーと相性抜群なのです。
コーヒーに生クリームを乗せる以外にも楽しみ方はあります。例えば、生クリームでカフェオレを作るなど。生クリームを使うことでミルクで作るのとは違ったコクとまろやかさが出て、いつもと違った味わいを楽しめるでしょう。
生クリームとホイップクリームは違う
生クリームとホイップクリームは、同じに見えて違うのをご存じでしょうか。生クリームは乳脂肪のみを原料とした、乳脂肪分18%以上のものを指します。純生クリームといった表記があるものは他のものを混ぜず、生乳のみを使用して作られています。それとは対照的に、ホイップクリームは植物性由来の添加物を混ぜて作られているのです。
ホイップクリームの方がさっぱりとしていて軽い口当たりなのに対して、生クリームは濃厚でコクを感じられるでしょう。お菓子作りにはホイップクリームもよく使われますが、コーヒーの苦味と合わせるなら生クリームの方が相性が良い傾向にあります。
2.コーヒーに生クリームを入れるときのコツ
ここからは、実際にコーヒーに生クリームを入れる時のポイントをチェックしていきましょう。泡立て方やより美味しく飲む方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
先に生クリームを泡立てる
コーヒーを淹れる前に、まずは生クリームを泡立てましょう。泡立て器を使ってホイップしますが、この時、勢い余って泡立て過ぎないように注意してください。理想的は7分立て程度。持ち上げた時にツノが立つのではなく、筋が残るくらいが適切な固さです。
生クリームができたら、コーヒーを淹れます。コーヒーは少し濃いめに抽出すると、生クリームに負けないバランスになります。カップに淹れたてのコーヒーを注ぎ、コーヒーが冷めないうちに生クリームでふたをすればウインナーコーヒーの完成。コーヒーが見えなくなるくらい、たっぷりと生クリームを乗せるのがポイントです。
砂糖を少量混ぜる
ウインナーコーヒーを作る際に、砂糖をプラスするのもおすすめです。砂糖を入れるタイミングは、淹れたてのコーヒーをカップに注ぐ前。砂糖を入れて混ぜるのではなく、カップの底に砂糖を入れてコーヒーを注ぐのがポイントです。飲む時に溶けきっていない砂糖のザラザラとした食感が楽しめて、より表情豊かな1杯になりますよ。
3.コーヒー+生クリームのおすすめレシピ
定番のウインナーコーヒー以外にも、コーヒーと生クリームの組み合わせで作るレシピはあります。ここからは、初めての人でも作りやすいコーヒーと生クリームの簡単レシピを紹介していきます。
生クリームで作るカフェオレ
ホットコーヒーと生クリームでカフェオレを作ってみてはいかがでしょうか。ミルクとは違った深みを感じることができます。作る際のポイントは、生クリームをあまり泡立てないこと。あまり固くしてしまうと、ウインナーコーヒーのように生クリームが混ざらず浮いてしまいます。すくうと流れ落ちてしまうくらい緩い3分立て程度がおすすめ。ほど良くとろみと滑らかさを感じられます。
また、生クリームを冷凍庫で冷やしておいて熱々のコーヒーに入れて飲むのも簡単で美味しい飲み方の一つです。
ソースやトッピングでアレンジ
ホットコーヒーに生クリームを乗せるのみならず、好みのトッピングをして華やかに飾るのもおすすめのアレンジ方法です。チョコレートソースやココアパウダーをかけたり、ナッツを乗せたりすればカフェスイーツのような見た目になります。香りや味わいにも変化が生まれるので、お気に入りのフレーバーを作ってみるのも良いですね。
4.お酒を入れたアレンジも
コーヒーには、お酒を取り入れたレシピもあります。コーヒーと生クリームの組み合わせに、お酒を使ったアレンジも可能です。ここでは、大人におすすめのコーヒーと生クリームとお酒の組み合わせを紹介します。
アイリッシュコーヒー
コーヒーとお酒の組み合わせと聞いて、アイリッシュコーヒーをイメージする人も多いでしょう。アイリッシュウイスキーをベースに、コーヒーと生クリーム、砂糖を入れた甘いカクテルです。
作り方は簡単。まずは生クリームを準備しておきます。固さは、持ち上げてゆっくりと流れ落ちるけれど、後が残らない程度の5分立てがちょうど良いでしょう。深煎りのコーヒーを抽出し、温めたグラスの底に砂糖を入れてからアイリッシュウイスキーとコーヒーを注ぎます。その上に生クリームを浮かべれば、本格的なアイリッシュコーヒーの完成です。身体が温まるので、寒い日に特におすすめです。
アイリッシュコーヒーについてはこちらの記事でも詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
カフェカルーア
続いては、カフェカルーアを紹介します。こちらはアイリッシュコーヒーとは異なり、アイスコーヒーを使用した冷たいカクテルです。アルコールには、カルーアと呼ばれるコーヒーリキュールを使います。
まずはグラスにアイスコーヒーを注いでから、カルーアを加えましょう。その上に生クリームを乗せ、チョコレートソースやココアパウダーなど好みでトッピングをすれば、カフェカルーアの完成。甘くまろやかで、デザートのような感覚で楽しめる女性にもおすすめのコーヒーカクテルです。
カフェ コレット
カフェ コレットは、エスプレッソにお酒を入れた温かい飲み物です。カップにエスプレッソを注いでアルコールを入れた後に生クリームを乗せれば簡単に完成します。お酒は好きなものを使用できるので、ウイスキーやブランデー、リキュールなど好みのもので試してみてくださいね。
コーヒーとお酒を組み合わせたコーヒーカクテルについては、こちらの記事でも紹介しています。
5.コーヒー×生クリームの風味を楽しもう
コーヒーと生クリームの組み合わせは、相性抜群。いつものコーヒーに生クリームを乗せて、苦味と甘みのバランスの取れた味わいを楽しんでみましょう。アレンジカクテルで来客をもてなしたり、特別な日の一杯にしたりするのも素敵ですね。自宅でできるアレンジレシピであなた好みのコーヒーをお楽しみください。