カフェオレボウルとは、フランス生まれのカフェオレを飲む器のことです。器に入ったカフェオレを見て驚いたことがある人も多いのではないでしょうか?今回は、カフェオレボウルの使い方や選び方、フォトジェニックな盛り付け方を紹介します。カフェオレボウルのことを知りたい人は、ぜひご覧ください。
1.カフェオレボウルの基本的な使い方とおしゃれな使い方
カフェオレボウルは、いろいろなものの器として使いやすい大きさになっています。まずは基本的な使い方を把握しましょう。その上で、カフェオレボウルをおしゃれに活用してみてください。カフェオレボウルの基本的な使い方とおしゃれな使い方を紹介します。
基本的な使い方
カフェオレボウルの本場はフランスです。フランスではカフェオレボウルのことを「bol(ボル)」と呼んでいます。日本ではbolをボウルと言い換え、カフェオレを飲むための器なのでカフェオレボウルと呼ぶようになりました。
フランスでは朝食時にカフェオレをカフェオレボウルに入れ、パンを浸して食べるために使われています。なぜこのような使い方をしているのでしょうか。フランスではもともと寒さをしのぐために、朝食時のパンをスープに浸して食べている習慣がありました。それが1800年代に入るとフランスの一般家庭にもコーヒーが浸透し、スープの代わりにコーヒーにパンを浸して食べるようになったといわれています。
やがてコーヒーに温かいミルクをくわえるようになり、カフェオレにパンを浸して朝食をとる人が増えたようです。パンにカフェオレを浸しやすくするために、カフェオレボウルの口径は大きくなっています。
カフェオレを入れてアレンジ
まずは簡単にカフェオレを作ってみましょう。ご自宅でカフェオレを作る時は、ミルクをくわえるので、普段よりもやや濃い目にコーヒーを淹れてください。ミルクは60℃くらいに温めて、コーヒーとミルクが半分ずつになるようにカフェオレボウルに注いだら完成です。
カフェオレボウルであれば、カフェオレの上にバニラアイスクリームやホイップクリームを乗せるアレンジもできますよ。カフェオレにシナモンや黒コショウをくわえるといった少しスパイシーなアレンジもおすすめです。
スープボウルとして
カフェオレボウルは、スープボウルを基に作られているので、スープボウルとしても活用できます。朝食時はカフェオレを入れて、昼食時にはスープを…といった使い方をするのも良いかもしれません。
丼物や麺類の器
カフェオレボウルは、お茶碗よりもサイズが大きいので、丼物の器にぴったり。深さがあるので、うどんなどの器としても使えます。
シリアルボウル
シリアルやグラノーラなどの器にもおすすめです。深さがあるので、ミルクもたっぷりとくわえられますよ。
茶器の代わりに
和柄のカフェオレボウルであれば、抹茶茶碗としても使えます。お茶を点てたいけど、茶碗がないという人は、カフェオレボウルを茶碗代わりに使ってみてください。
小物入れ
カフェオレボウルはかわいくておしゃれなデザインが多いので、インテリアとしても使えます。玄関に置いて鍵などの小物入れとして使ってみるのも良いでしょう。
2.カフェオレボウルの選び方
カフェオレボウルには、たくさんの種類があります。素材や重量、デザイン、機能性から、カフェオレボウルの選び方を紹介します。
素材
カフェオレボウルには陶器や磁気、木製、ガラス製といったものがあり、素材によって雰囲気が変わり、性質も異なります。カフェオレを入れたり、スープボウルとして活用したりしたい人には、保温性に優れた陶器のカフェオレボウルがおすすめです。
フルーツなどはガラス製のカフェオレボウルに盛り付けると、おしゃれな見た目になります。木製のカフェオレボウルは、温かみのある見た目。盛り付けたものがより一層おいしく見えるでしょう。
重量
素材によって重量も変わります。重くて使いにくいといった失敗がないように、インターネットで購入する時は、重量も確認しましょう。
デザイン
デザインは用途に合わせて選びましょう。カフェオレ用には、アンティークなデザインのものがおすすめです。丼物には、和柄。インテリアとして使いたい時は、お部屋の雰囲気にあったデザインのものを選びましょう。
もちろん、テンションを上げるために自分好みのデザインを選ぶのもアリですよ。
機能
カフェオレボウルは口径が大きめなので、その分冷めやすくなっています。電子レンジを使うことが想定される場合は、電子レンジ対応のものかどうか、購入時に確認しましょう。
また食器洗浄機を使う場合は、食器洗浄機に対応しているか確認が必要です。
3.カフェオレボウルのフォトジェニックな盛り付け方
かわいくておしゃれなデザインが多く、さまざまなものの器として活用できるカフェオレボウル。ここでは、よりフォトジェニックになる盛り付け方を紹介します。
ふわふわのカフェラテ
ふわふわのカフェラテの作り方やカフェオレボウルだからこそできるカフェラテのアレンジなどを紹介します。
【材料】
・コーヒー粉
・お湯
・ミルク
【準備道具】
・エスプレッソマシン
・ミルクピッチャー
・小さめのボウル
・カフェオレボウル
【作り方】
1.エスプレッソマシンにコーヒー粉とお湯をセットします。
2.カフェオレボウルにエスプレッソを抽出。
3.ミルクをミルクピッチャーに入れて、フォームドミルクを作りましょう。
4.エスプレッソにフォームドミルクをくわえます。
5.残ったフォームドミルクの泡の部分を上に盛り付けたら、ふわふわカフェラテの完成です。
【カフェラテのアレンジ】
①はちみつみかん
絞ったみかんの果汁をたくさん加え、はちみつをかけると、はちみつみかんラテに。みかんのフレッシュさとカフェラテやはちみつが絶妙にマッチしたドリンクです。
②抹茶
カフェラテに抹茶パウダーを振りかけると、抹茶カフェラテになります。抹茶とカフェラテの絶妙なハーモニーをお楽しみください。
③バターシュガー
バターにグラニュー糖をまぶしてカフェラテに入れると、より長い時間温かいカフェラテを楽しめますよ。またバターのコクにより、カフェラテの美味しさも増します。
④きなこシュガー
きな粉と砂糖を混ぜたものをカフェラテにくわえます。和風のカフェラテを楽しみたい人におすすめです。
華やかな朝食ボウル
ハワイで定番朝食のアサイーボウルは、フルーツやアサイーのピューレ、グラノーラを入れ、ココナッツフレークやはちみつなどをかけた食べ物です。これをカフェオレボウルに盛り付けるだけで、フォトジェニックに仕上がります。
また最近では、スムージーボウルも人気です。スムージーボウルとは、フルーツやグラノーラにスムージーをかけた食べ物。スムージーのカラーに合ったフルーツをチョイスして、フォトジェニックに盛り付けてみましょう。
花器
カフェオレボウルは、飲み口が広いので、観葉植物やお花の器として活用してみるのもアリです。ぽってりとしたカフェオレボウルを使えば、お花をふんわりとかわいらしく見せられます。
お花は同系色でまとめると、おしゃれに見えます。同系色の中に反対色の差し色を入れると、よりおしゃれに。また同じトーンでまとめるのもおすすめです。かわいく仕上げたい人は淡い色、アンティーク風にしたい人はスモーキーな色、大人っぽく仕上げたい人は濃い色でまとめてみてください。
4.カフェオレボウルを活用しよう
カフェオレボウルはとても使い勝手の良い器です。でもせっかくなら、本場フランスの使い方もお試しください。カフェオレボウルに浸すパンは、バターの香りがより引き立つデニッシュやクロワッサンがおすすめです。カフェオレボウルは、サラダボウルやインテリアにも活用できるので、ぜひ、生活に取り入れてみましょう。