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ラテアートってどうやるの?ふんわり可愛くインスタ映えするコツを紹介

ラテアートとは、温かいカフェラテやカプチーノの表面にデザインを施したもの。眺めているだけで楽しいラテアートは、コツをつかめば自宅でも簡単に作ることができるのです。初心者でもラテアートを成功させるための基本のポイントを始め、ラテアートづくりに必要な道具、インスタ映えするアートの作り方を紹介します。

1.ラテアートを成功させるポイント

実際にラテアートを始める前に、基本をしっかりと押さえておく必要があります。ポイントは、描く前のカフェラテ作りと作業のシミュレーション。ここでは、初心者でもラテアートを成功させるためのコツを解説していきます。

ラテアートの描き方は2種類

ラテアートの描き方は、フリーポアとエッチングの2種類が基本となっています。フリーポアは、スチームしたミルクをエスプレッソの入ったカップに注ぎながら描く技法です。定番のハートやリーフ模様などは、フリーポアによって作ることができます。

エッチングは、ピックやスプーンを使用して描く技法です。フリーポアと比較すると自由度が高く、細かく描けるのが特長といえるでしょう。カップから飛び出るような華やかさと立体感が魅力の3Dラテアートは、エッチングに含まれます。

せっかくラテアートをするのですから、エッチングで細かくて凝ったものを描いてみたいと思うかもしれません。ですが、まずは基本となるフリーポアから始めて、慣れてきたらエッチングに挑戦していくのがおすすめの練習方法です。

基本のカフェラテづくりが大切

ラテアートを描く前にマスターしたいのが、エスプレッソの抽出とミルクのスチームです。この2点は、完成度に大きく影響を与えます。

エスプレッソは、基本の淹れ方に沿って忠実に作るようにしましょう。なるべくきれいなクレマがある1杯を目指してください。クレマとは、イタリア語で泡という意味で、エスプレッソの表面に浮かぶ泡のことを指します。このクレマは、キャンバスに当たる大切な部分となるのです。

次に、ミルクをスチームしていきます。キャンバスに絵を描く絵具の役割をするため、非常に重要な作業です。理想的なのは、キメが細かく滑らかなフォームドミルク。最初のうちは上手に泡が立てられないかもしれません。何度も練習や調整を繰り返して、描きやすいミルクを目指してみてください。

理想のデザインをイメージしよう

まずはフリーポアで、基本となるハートやリーフ柄の作成から始めてみるのがおすすめの練習方法です。最初は上手く描けないかもしれませんが、何度も繰り返し練習することで徐々に形になってきます。

また、実際に作る工程を頭の中でイメージしたり、上手に作っている人の動画を確認したりすることも練習の一環になるでしょう。手と頭と目の、3つの要素が理想のデザインとしっかりつながることで、美しいラテアートが描けるようになっていきます。

2.初心者におすすめのラテアートの道具

コーヒー粉とミルクを使ってラテアートを作るには、道具を揃えることも必要です。ここからは、ラテアート作りに必要不可欠となる4つの道具について解説していきます。

エスプレッソマシン

カフェラテはエスプレッソで作るので、本格的なラテアートをするためにはエスプレッソマシンは必須アイテムになります。エスプレッソマシンにはスチーマー機能がありますが、この機能もスチームドミルクやフォームドミルクを作る際に必要となるのです。

エスプレッソマシンには家庭用と業務用の2種類が存在します。業務用の方が性能が良いのですが、家庭でラテアートを楽しむ場合は、家庭用のエスプレッソマシンで全く遜色はありません。家庭用のスチーマー機能が搭載されたものを選べば、手軽にラテアートを楽しめるでしょう。

ミルクピッチャー

ミルクピッチャーはその名の通り、ミルクを入れるための道具です。スチームドミルクを作ったり、フリーポアで描く際には必ず必要となるので、ラテアートには欠かせません。大きさや形状のバリエーションが広く、現在ではさまざまなものが販売されています。自宅で初めて挑戦する場合は、なるべく浅めのタイプがおすすめ。素材は金属やテフロン加工のものが扱いやすいでしょう。

ミルクフォーマー

エスプレッソマシンにスチーマーの機能が搭載されていない場合は、ミルクフォーマーを用意してください。ミルクフォーマーは、ミルクだけを泡立てられる便利なアイテムです。手動と電動の2種類がありますが、手軽さを求めるなら電動タイプが良いでしょう。エスプレッソマシンはないけれど、とにかくラテアートに触れてみたいという人にもおすすめです。

ラテアート用ピック・ラテペン

エッチングでラテアートを作る時には、筆の役割をしてくれるピックやラテペンが必要になります。爪楊枝やスプーンで描く人もいるように、どれが描きやすいかは人それぞれで異なるでしょう。いろいろなタイプのものを試して、自分にとって描きやすいものを見つけてみてくださいね。

3.デザイン別ラテアートの作り方

必要な道具や作成のポイントを押さえたら、いよいよ実際に作成する番です。ここでは基本となるデザインの作り方と、インスタ映えする3Dラテアートの作り方を説明していきます。

基本のハート

まずは、ラテアートの基本であるハートから挑戦してみましょう。エスプレッソにスチームドミルクを直接注ぐ、フリーポアで作っていきます。作り方は、フォームドミルクでカップの中に円形を作り、中心をミルクピッチャーで切るというシンプルなものです。この一連の流れを、スムーズに行う必要があります。

コツは、最初にカップを傾けて上からミルクを注ぐこと。そして、カップの中でエスプレッソとミルクが混ざってからピッチャーの注ぎ口を近づけることです。また、ミルクを注ぐ勢いによってハートの大きさが決まってくるので、何度も練習して大きさと注ぐ勢いのコツを掴んでみてください。

ハートは基本の形ですが、作れるようになることでさまざまな応用に繋がっていきます。そのため、絶対マスターしておきたいデザインともいえますね。

定番人気のリーフ

ハートをマスターしたら、続いてはリーフ模様に挑戦するのがおすすめです。こちらもハート同様に、フリーポアで描くことができます。カップを傾けて上からミルクを注いだ後、ピッチャーを近づけるまではハートの作り方と一緒です。リーフ模様は、ここからミルクを注ぎながらピッチャーを左右に振り、カップの傾きを戻した後、細くして切ります。葉の大きさを左右で同じようにするには、ピッチャーの振りを一定にするのがポイント。大きく振り過ぎて、ミルクがこぼれたり跳ねたりしないように注意してください。また、切る前にトップでタメを作るのもコツの一つです。

リーフが描けるようになれば、さらに複雑に見えるチューリップやクロスリーフなどの模様に応用が効きますよ。

インスタ映えの3Dラテアート

立体的で華やかな3Dラテアートは、インスタ映えすること間違いなし。とっても難しそうに見えますが、フォームドミルクを重ねることで簡単に作成できます。

まずは、コーヒーの表面にベースとなるフォームドミルクを乗せていきましょう。残ったフォームは1分程度放置し、ミルクとフォームに分離させます。分離したら、固いフォームのみを使用して、スプーンでネコやクマなど、作りたい形に成形してください。仕上げにピックや爪楊枝を使い、チョコレートソースで絵を描いて完成です。

4.可愛いラテアートにチャレンジしよう

カフェで当たり前のように見かけるようになったラテアート。小さなカップの中で、その時だけのアートを楽しめることが魅力です。ポイントを押さえれば、初めてでも可愛いラテアートをつくることができます。何度も作っていくうちにコツが自然と身に付きますよ。インスタ映えだけではなく、来客時のもてなしとしても喜んでもらえるのでぜひ挑戦してみてください。

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